[ 加工技術 ] ラップ磨き

ラップ磨きとは

工作物の最終工程などで用いられる、表面加工処理技術の一種です。

ラップ磨き

ラップ磨きの特徴

鏡面などの最終仕上げに必要となる工程の一種です。
ラップ磨き

・加工できる材質

・炭素鋼・ステンレス鋼・超硬合金

・焼結ダイヤ・セラミックス・銅合金
・サイズ 【参考値】

・穴径:φ0.18 深さ:3㎜ 材質:SUS420J2

・穴径:φ0.1 深さ1㎜ 材質:超硬合金

・精度 【参考値】

加工精度:±0.001

表面粗さ:Rz 0.2以下

加工できる形状
加工できる形状

加工事例

ラップ磨き

ダイヤモンドCVD 端面鏡面仕上げ

ラップ磨き
加工技術:
ダイヤモンドCVDの鏡面加工
加工形状:
φ5.5 端面フラット形状
材  質:
超硬+ダイヤモンドCVD
製作経緯:
PCD以外でのダイヤモンドへの加工研究

ダイヤモンドCVDとは
今までもこの表面処理は存在していたが結晶化させる為表面粗度が非常に
悪く、ダイヤモンドの磨きが非常に困難だった為、使用用途に制限があった。
主に使用されているドリルやエンドミルでは粗加工用となっている。
(磨けない為、仕上げ用には不向き)

磨き前

磨き後

ラップ磨き

焼結ダイヤの端面鏡面加工

加工技術:
円筒品端面部の鏡面加工
加工形状:
フラット形状・SR形状
材  質:
焼結ダイヤ(PCD)
焼結ダイヤの端面鏡面加工
ラップ磨き

φ0.1穴 内径磨き

加工技術:
φ0.5未満のラップ磨き加工
加工形状:
穴径:φ0.1 / 深さ:0.5㎜
材  質:
超硬合金
φ0.1穴 内径磨き
φ0.1穴 内径磨き